安定した収益のために

収益物件で資産運用を行う場合には入居率をどれだけ確保できるかが最大の鍵となります。その場合、人の流動性が激しい都心部と少ない地方のどちらが有利なのかという問題があります。ただ、利回りの高さという点では都心部の方が明らかに有利と言われています。とくに東京では8?9%程度の利回りを誇る物件も少なくありません。

 

ただ、東京で収益物件を探す場合には十分な注意が必要です。他の地域に比べてハイリスクハイリターンな面があるからです。人の流動性の激しさは空室のリスクをもたらしますし、周辺環境も時間の経過とともに劇的に変化していきます。購入した当初は魅力的で理想的な物件だと思われたものが時間の経過とともに時代遅れのものになってしまうこともあるのです。家賃や住みやすさと同じくらい外観や設備にこだわる入居者も多く、10年、20年のスパンで安定した収益を挙げるのにはかなりの苦労が伴います。

 

また、利便性が入居者の確保に大きく左右するのも東京の特徴です。鉄道が主要な交通手段となっているため、駅からの距離が家賃・入居率両方に大きな影響を及ぼすのです。駅から徒歩10分を越える物件はかなり不利になることを覚悟しなければなりません。さらに周辺住民の家族構成にも注意が必要です。単身者層が多いのか、ファミリー層が多いのか。傾向に合わせた物件を用意することも重要になってきます。

 

23区内には多数の収益物件があり、情報も手軽に入手することが可能です。それだけに長期的に安定した収益を上げられそうな物件を見つけ出すことが成否の鍵を握ります。多彩な情報を吟味したうえでの判断が求められるでしょう。